豊かな自然に囲まれた日置市では、新たな地域産業の柱として、地域のステークホルダーとの連携のもと「オリーブ」に着目した取り組みを進めています。
　耕作放棄地の有効活用と雇用の創出を目指し、平成26年10月、鹿児島銀行や市内企業を含む10社1組合の出資により設立された鹿児島オリーブ株式会社と共に、オリーブの産地化に向けた挑戦を開始しました。
　この新たな産業創出の核となるのが、生産・加工・流通までを一貫して行う「6次産業化」の体制構築です。日置市を中心とする農家で丹念に栽培されたオリーブを使用し、純鹿児島県産の高品質なオリーブオイルを製造。地域資源を最大限に活かし、新たな価値を生み出しています。
　さらに、鹿児島オリーブ㈱では、イタリアやスペインの契約農園から現地鑑定士の鑑定書付きの高品質オリーブオイルをコールドチェーンで直輸入しており、本物の味を日置市からお届けしています。また、希少な鹿児島県産オリーブオイルを使用したナチュラルなスキンケア商品は、その優しさから日置市のマタニティボックスにも採用され、未来の世代を育む一助となっています。
　日置市は、鹿児島オリーブ㈱との連携を通じて、オリーブのPRと振興を図り、地域経済の活性化を目指しています。近隣の鹿児島市との地の利を活かした交流人口の増加や移住・定住の促進を図りながら、今後も新商品開発やイベントを通じて、純鹿児島県産オリーブオイルの認知度向上と消費喚起による地域経済の活性化に取り組んでまいります。
　オリーブ産業プロジェクトを通じて、日置市を「新たな挑戦が生まれる活気あるまち」として広く認知いただけるよう、官民一体となって取り組んでいく所存です。
　つきましては、本市の地域創生への取り組みにご賛同いただき、企業版ふるさと納税を通じて温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。